第18回「自社サイトをコストで終わらせないために」【福岡開催】に参加しました

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第18回「自社サイトをコストで終わらせないために」が、福岡で開催されました。
福岡開催は昨年7月に引き続き2回目となります。
全てのメモはとれていませんが、私なりのメモと参加した感想などを書いてみたいと思います。
※メモの関係で、発表された方の言葉そのままでない部分がございます。


開催概要

開催日時:2016年7月2日(土)14:00~17:30
開催場所:福岡市中央区 天神教室2階

第18回「自社サイトをコストで終わらせないために」発表テーマ

  1. 明日から出来るカンタンナコト~WEB担当者入門編~小田 佳輝氏(初級ウェブ解析士 宮崎県)
  2. 広告費用ゼロ 心理学を応用したシェアハウス集客法 髙塚 修治氏(上級ウェブ解析士 佐賀県)
  3. 大分の小さなお菓子屋さんのSNS事情 一年前までガラケーだったケーキ屋さんの主人がスマホに乗り換えて、Twitterフォロワー数一万人を超えるまでの軌跡 中尾 彩子氏(ウェブ解析士マスター)
  4. 演習「ウェブ解析で知っていると役に立つ数字?」亀井 耕二氏(ウェブ解析士協会 理事 大阪府)


明日から出来るカンタンナコト~WEB担当者入門編~

ウェブ制作会社の新人がお客様のサイト担当者となり、アクセス解析データを用いてお客様と打ち解け、サイト改善をしていくまでのお話でした。

お客様を元気にした意外な「アクセス解析」の効用

・アクセス解析のデータを持って行く→会話が弾む・クライアントのことを知ることができた、やる気を持ってもらえた。
・アクセス解析のデータは、お客様とのコミュニケーションへの第一歩。
・難しいデータだけが全てではない、カンタンなデータであっても積極的に活用。

仕事を先取りするための「ウェブ解析」の盲点

・期日前に作業依頼が発生することにより、作業期間がひっ迫する。
・制作部隊が炎上する→アクセス解析のデータにより、大型連休や月変りの1週間前にユーザーが多く訪れる傾向にあることがわかった
⇒制作会社の都合より、お客様の目線でアクセス解析のデータを用いてメリット・デメリットと伝えることで、素材入稿タイミングをコントロールできた

お客様の課題を解決

・アルバイトの応募が極端に少ない、多くの求人サイトに登録しているがほとんど応募がない
・店舗スタッフが十分にいないのでギリギリの状態、店舗スタッフは休みが容易にとれない
⇒採用ページにメールフォームをつけて採用情報からメールフォームに遷移。ボタンのサイズを大きく、ボタンの文言を変えてみた

質疑応答の中での話
  • 採用ページを独立させて、別サイトにした方が良いのでは?
  • BtoB人材募集リスティング広告1~8位は、クリック率は同じ。順位関係ない
  • 広告より、自社サイト、求人専用サイトの作り込みに力を入れた方が良い


広告費用ゼロ 心理学を応用したシェアハウス集客法

シェアハウスのサイト制作で、心理学を応用してターゲットユーザーのタイプに合ったものにすることにより、広告費ゼロになったお話。

・「得たいもの」「表現の方法」「ストレスを感じるもの」「ストレスが発散されるもの」→人の性格は大きく分けて3タイプ
⇒「安心・安全」「エキサイティングと自由」「自己能力の承認と価値観」の3タイプ


3つのタイプの組み合わせで、ペルソナ設計(事前に入居者から、長く利用してもらえるタイプを分析している状態)→訴求すべきテーマ「安心・安全」が決まる
⇒興味を持つ人と持たない人がハッキリする

大分の小さなお菓子屋さんのSNS事情 一年前までガラケーだったケーキ屋さんの主人がスマホに乗り換えて、Twitterフォロワー数一万人を超えるまでの軌跡

ITアレルギーだったケーキ屋さんのご主人。
奮起して勉強会に参加したことで、自店の強み発見やターゲットユーザーの分析やユーザーに好まれる商品開発をできるようになり、Twitterを活かして広告費ゼロで集客するまでになったお話。

課題

【立地条件】店舗周辺にライバル店がたくさんあるが、高校も近所なので高校生のお客さんが多い

  • そもそもITアレルギー
  • 自社の強みがわからない
  • イチオシ商品がない!(通年の商品なし)
Twitterを活用:キーワードは「共感」
  • ターゲットを高校生に決定し、生態を理解
  • Twitterを3人(「SNS運用担当者」「現場」「リアル営業」)が連携して運用する
  • フォロワー数とフォロー数を同数になるように調整(ユーザーと1対1で対応。ファン作り)
  • Twitterアナリテクスで分析
ツイートを工夫
  • カラフルな写真を選ぶ(専門家が写真指導)
  • その日のイチオシ商品を朝イチに投稿。午後からは特注オーダーケーキの投稿をする
  • 3時はボットで「お菓子のツイート」。高校生の生活リズムに合わせて3時にしている

⇒営業カタログとして利用。SNSを活用することで、以前利用していた広告紙媒体は不要に。SNS系の勉強会に積極的に参加。

結果
  • 顧客が増し
  • 商品開発ができるようになり
  • 広告費ゼロ

という、良い循環が生み出せるようになったとのこと!
誰にどういうものを見せるか?を意識することで、うまく回るようになる。

演習「ウェブ解析で知っていると役に立つ数字?」

10問の問題を二人一組で説くという、演習でした。

※以下の問題は、○の中の答えが何かを考える。⇒の後がそれぞれの答えとして見てください。

  1. 2012年米グーグルによるとスマホの表示スピードに5秒以上かかるとユーザーの○パーセントが離脱⇒74%
  2. Googleの検索で1位のサイトのクリック率は○%⇒19.4%(ネットブースター2014年調べ)
  3. 2015年のECサイトにおけるカート放棄率は○%⇒68%(Baymard社調べ)
  4. 平成27年の内閣府の調査によると自分専用のスマホを持っていると回答した小学生は○%⇒23.7%(中学生45.8%,高校生81.1%)2016年5月16日公開の情報
  5. 20代のスマホ利用率は約80%、60代の人たちのスマホ利用率は○%⇒26.8%(平成27年情報通信白書より)
  6. 60歳以上のネット通販利用率は○%⇒72.5%(平成27年情報通信白書より)
  7. SNSの利用者で毎日あるいは1週間に1~2回、拡散があると答えた人は利用者の○%⇒55.3%(社会課題解決のための新たなICTサービスより)
  8. SNSの利用者のうち、拡散した人にその基準を聞くと「内容に共感したから」という理由で拡散した人は○%⇒46.2%(2015年 社会課題解決のための新たなICTサービスより)
  9. 平成27年12月の家計消費調査によると、ネットショッピングをした世帯は全体の○%⇒28.5%(2016年2月5日 家計消費状況調査12月速報より)・・・1位は旅行サイト
  10. 平成27年1月の家計消費調査によると、ネットショッピングをした世帯は月の総支出のうち○%をネットショップした⇒7.9%(2016年2月5日 家計消費状況調査速報より)

クイズ形式でしたが、意外と自分の感覚値との差異に驚かされました。
4番目の小学生のスマホの問題は、13歳未満に販売すると親の同意が必要なので、これから頭に入れておくべき問題となってきそうです。


感想

とても内容の濃い勉強会で、時間があっという間に感じました。
・・・メモをとるのも必死でした(笑)

今回はウェブ制作・運用の立場の方が多い発表でしたが、知らないことも多くとても勉強になりました。

ケーキ屋さんのTwitterの事例がとても印象的で、参考になりました。
自社やユーザーを徹底的に分析しつつファンを作るという話はよくいろいろなもので見かけますが、今回の事例はTwitterをうまく活用し、うまく3人で運営する仕組みが素晴らしいと思いました。

スライドをもっとじっくり見たかったなぁ・・・と思いますが、続きは9月ごろ発売予定のKindle版「自社サイトをコストで終わらせないために」 を購入して、見たいと思います。


参考サイト

※Twitterアナリテクス、ビジネスモデルキャンバスを使ったことがなかったので、私が参考になりそうだと思った参考ブログを追加しました