何かをスタートさせるとき、とてもエネルギーを使います。
あれも、これも、やらなくちゃ!ととても頑張ります。
頑張る人ほど、注意が必要なのは・・・。
やり過ぎていないか?ということ。
今回は、起業した後のことについて、私の体験を交えてお届けします。
この記事の目次
- 開業したときの状況
- ある日、動けなくなった・・・
- しばらく経ってわかったこと
1.開業したときの状況
私が開業した当初は、Web制作を主にしていました。
LP(ランディングページ)という、企業の商品を紹介し販売に繋げるページや、小規模のホームページ制作、既存サイトの部分改修といったことをしていました。
主にコーディングという、既に設計されたものをWeb上で組み立てる作業を担当していたため、ほぼその案件の最終工程を引き受ける状態になっています。
制作会社や企業を相手にしていたので、その前工程のどこかのパートで遅れが生じた場合、しわ寄せは私に来ます。徹夜作業は当たり前で、鶴の一声で最後の段階で全部やり直しという泣ける状態もありました。(この場合、個人的なスケジュールもどこへやら?)
そのときの私の立ち位置は、下流工程の請負。
完全にそのお仕事に依存したカタチで、関わっていました。
つまり、発言権はナシ。
当たり前に人間的な生活をするなら・・・。
ゆっくり眠って、快適な状態で仕事したいし、報酬ももっと欲しい・・・。
自由な個人事業主のはずなのに・・・。
いつの間にか不自由になっていたし、我慢しているわりに収入もスズメの涙。
こんな生活、本当にいいの?
2.ある日、動けなくなった・・・
ある日、熱が出て・・・。
それが1週間続きました。
1週間目の朝、やっと体を起こせたのですが、何か変です。
鏡を見て衝撃を受けます。
「カポジ水痘様発疹症」というものを発症していました。
顔から首の当たりまで発疹が出来ているのだけれど、皮膚の下で神経が針で引っ掛かれるような痛みがあり、とにかく痛い・・・。
その後、全身の毛が抜け始めます。
髪の毛も眉毛も睫毛も鼻毛も・・・と抜け落ちてしまいました。ここから病院通いが始まります。
自宅で徹夜明け作業後に、病院で点滴を受けながら仕事のメールということも。
とにかくキツかった。。。
「仕事」だからと我慢していましたが、確実に何かが間違っていると思いました。
もう、体を無理させてまで「頑張る」必要ある??と感じました。
しかも無理する度に、「カポジ水痘様発疹症」は再発するのです。
都度、薬で症状を抑える必要がありました。
3.しばらく経ってわかったこと
「本当にそれをする必要ある?」「そんなに頑張る必要ある?」
そのように身体から問いかけられてるようにも感じました。
「お金」のため。
そう自分に言い聞かせていましたが、その稼いだお金が病院通いに消えるなら、意味がありません。
「頑張らないとダメ」なことは、無理している状態が続いているということ。
「モチベーション」を上げないとできない状態も、同様です。
開業してしばらく経ってからの、私の教訓は以下のようなものです。
- 「頑張る」は、ずっとは続かない
- 発言権を得る(対等な立場に立つ)
- 身体の声、心の声はちゃんと聞く
- 他人軸ではなく、自分軸を大事にする
- 他人に依存する仕事をしない
はじめてなことが多いとき、頑張らないといけないこともあるでしょう。
しかし、自分を「ゆるめる」時間も大事。
無理を強いられる。
そんな関係は、長くは続きません。
頑張るをやめる。
「頑張る」のではなく、「夢中になれる」時間を持つことが大事だと思います。
命の時間は限りがあります。
同じ時間を、よりワクワク、夢中になれる、そんな状態にしていくために。
現在の私は、次の段階でさらに自由になる助走中。。。
どんどん自分らしく軽やかに、自分しかできないお仕事を創造中です。
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