今回の本は、これから起業したいと思っている人に、ぜひ読んでいただきたい本です。
私は本書を読んでいて、起業する前に読みたかったと正直思いました。
起業に関することが幅広い範囲で書かれていて、メンタルだけではないのです。かなり深いです。
この本の特徴・印象
- 【著者】立花 岳志
- 【出版社】自由国民社
- 【発売日】2022年12月20日
- 【単行本】464ページ
- 第1章 自分でビジネスを立ち上げる働き方起業とは?
- 第2章 起業に必要なものとは?
- 第3章 これからの時代を生きる起業家のメンタル
- 第4章 起業は毎日の行動の積み重ね
- 第5章 独立起業に向けた情報発信
- 第6章 本当に読まれるコンテンツを書くコツ
- 第7章 持続可能な起業家の心
- 第8章 起業すれば人生は変わる
この本で注目したところと感想
起業を準備されている人にとって、起業してみないとわからないことがたくさんあります。
本書を読むとどんなことに気を付ければ良いのかわかるし、これからどんなことが待ち受けているのかを覚悟できる1冊!
本書を読んでいて、私に刺さった言葉をいくつか引用させていただきます。
起業をひとりですることにはメリットとデメリットがあります。
起業メンタル大全より一部引用
メリットはなんといっても、すべて自分ひとりで決めることができること。
(中略)
一方、ひとり起業にはデメリットもあります。
まず、すべてを自分で決められるということは、一方で「相談相手がいない」ことを意味します。
(中略)
仕事のボリュームの問題よりも、「頭脳が1つしかない」ことがひとりビジネスの限界になりやすいと私は考えます。
ひとりビジネスは案外孤独なところもあります。
しかし、共同で同じ立場でやると、うまくいかなくなった時が悲惨です。また自分の限界がビジネスの限界だということも、本書を読んでいて、これまでの私の経験での失敗を思い出す機会になりました。
私は、以下の3つのかけ算で自分らしさがビジネス化できると考えます。
起業メンタル大全より一部引用
- 好きなこと
- 得意なこと
- お金が儲かること
ひとりビジネスの良いところは、この3つを叶えられること・・・。
そのハズなのですが、準備することなく起業した私はここから離れたことを仕事にしており、長らく葛藤する期間がありました。ここに辿り着くまで、かなりの時間を要しました。何のために起業しているのやら?というような状況でした。
新しく好きなことを始めるなら、代わりに何かを止める必要があります。
起業メンタル大全より一部引用
(中略)
自分の時間を確保するために、「残業」「テレビ」「職場の飲み会」をすべて追放したのです。
起業するとプライベートと仕事の時間がつながっているような感じになります。
会社員だとオンとオフがあるけれど、そこが起業すると無い。
そうなると、自分で時間を管理する必要があり、いかに時間を有益に過ごすかが問われます。
SNSやテレビ・・・。
ダラダラとネットサーフィンはなかなか危険でして、さらには無駄話に巻き込まれた日には次の展開のための「学び」の時間が削られてしまうというのは、今でもかなり意識しているところです。
私は覚悟こそ独立・起業にもっとも必要なものと考えます。
では、どのような覚悟が必要になるか。
最大の覚悟は、「二度と会社員には戻らない。絶対に起業で成功する」という覚悟です。覚悟ができている人は、「二度と後戻りしない」姿勢で猪突猛進、どんどん前進していきます。一方、覚悟がない人は迷いの状態のまま独立してしまいます。人は迷っているとき、「進む」方向と「戻る」方向にエネルギーが分離してしまっています。独立後ビジネスが立ち上がるまでの期間は、とにかくエネルギーが必要です。
起業メンタル大全より一部引用
起業には「覚悟」が必要だと、私も開業して時間が経つごとに経験することが多いです。
しかし、「覚悟」がない状態で起業しようとする人が多いなと感じています。
雇われ感覚のままで起業すると、大抵は続きません。すぐに自分のビジネスを捨てて、雇われる仕事に戻ってしまいます。
「起業」に向く、向かないというその人の性格的なものもあるかもしれませんが・・・。
起業がどんなものなのか、本書で知ることによって「起業するかどうか」という見極めや、準備が進められるようになると思います。
「起業したからには、一生学び続ける覚悟が必要である」ということです。
(中略)
地球全体が、より良い世界、より便利な世の中を目指し進化しているのに、あなただけが進化を止めたらどうなるでしょうか。そう、あなたは相対的に「退化していく」ことになるのです。
起業メンタル大全より一部引用
何か得意なことや、人から求められるものがあったとしても、常に学ぶことを止めずにいること。
「やらないことを決めること」など、時間に関することなど、ここ数年の私が意識していることが本書にあり、「これで良かった」のだと思いました。
起業に限らず、誰もが「成功したい」と考えています。
その際多くの人が勘違いしている点があります。
それは「成功したい」と同時に「失敗したくない」と考えている点です。たくさん成功したいなら、それ以上にたくさん失敗する必要があります。
(中略)
成功体験を作りたいなら、まず目指すべきは「圧倒的な大量行動」です。
起業メンタル大全より一部引用
当たり前のようでいて、誰もが「失敗」はしたくないものです。
しかし、圧倒的に「失敗」を経験するから成長します。
1度の失敗でめげていては、「成功」に達成することはないのですよね。。。
本書は、開業して10年経つ私にも、たくさん頷けることが多い本でした。
第5章・6章の情報発信系の部分は、私が「情報発信」の講座やサポートでお伝えしている内容も含まれていました。
本書の内容に加えて、Webに関する技術的な部分もお伝えできます。
今回の本は、起業に関してこんなに幅広くまとめられているのに、意外とサクサクと読めました。
起業を考えられている方、起業後に私のように自分の立ち位置を確認したい人に、ぜひオススメしたい本でした。
最後に本書の中で私が一番響いた言葉で、締めくくりたいと思います。
私は起業するということは、それ自体目標を持つことと同じだと考えています。
なぜかというと、起業する時点であなたの人生は、あなた自身が行き先を決める人生へとシフトしているからです。
(中略)与えられた目標に従って働くことは悪いことではありません。
(中略)
あなた自身があなたのビジネスの最高の決定機関になるのです。
起業メンタル大全より一部引用
自らの人生は自分でハンドルを握り、自己責任だけれども自由があります。
一度しかない人生。思い切り楽しい、悔いのない人生にしたいものです。
Amazon・楽天で見たい方はこちら
Amazon・楽天でこの本をご覧いただきたい方は、以下のリンクから移動してみてください。
お問い合わせ・ご質問はこちら
お問い合わせ・ご質問は、お問い合わせフォームとLINEからお受けしています。
お好きな方からお気軽にご連絡ください。
メールからのお問い合わせ
確実にメールをお受け取りできるメールアドレスでお問い合わせをお願いいたします。
(GmailやYahooなどのメールアドレスがオススメです)
LINEからお問い合わせ
以下のボタンからお友達追加の後、メッセージを自由にお送りください。