コロナ禍で一気に「オンライン」化が進みました。
これまで対面で講座・お教室をした人も、コロナ対策がかなり大変だったのではないかと思います。
オンラインでの講座をこれから始めたい方、
今されているオンライン講座をより良くしたい方にオススメなのが、今回の1冊。
講座のメニューをイチから考えるやり方、Zoomや機材関係の部分も細かく解説されているので、心強い本です。
この本の特徴・印象
講師業をされている方、これから講座を作りたい人にピッタリな内容です。
本書の「オンライン講座」は、Zoomを活用して解説をしています。
- 【出版社】同文舘出版
- 【発売日】2020年12月15日
- 【単行本】272ページ
- 1章 お客様から選ばれる時代! 一歩差がつくオンライン講座
- 2章 最速でつくる! 感動レベルのオンリーワンメニュー
- 3章 売り込まなくてOK! 参加者と両想いになる集客&発信
- 4章 期待が高まる! オンライン講座の事前準備
- 5章 満足度がぐんとアップする! Zoomの活用方法
- 6章 「あっという間だった」と驚かれる! オンライン講座当日の進め方
- 7章 リピート&リアルの仕事につながる! オンライン講座のアフターフォロー
- 8章 どんどん夢を叶えていく! オンライン講座の事例紹介
この本の感想
これまで対面でしていたものを「そのままオンラインにする」のでは、参加者は満足してくれません。
オンラインならではの講座のつくりかたがあります。
本書は、この「オンライン講座」のつくりかたの教科書的な本です。
「オンライン講座」ができれば…。
全国だけでなく、世界にも参加者を増やすことは可能です。
それは「ニーズ」×「得意」×「想い」を掛け合わせたものにすること。
【ニーズ】
理想のお客さまの悩み、知りたいこと、望んでいること
【得意】
講師の得意なこと、技術、経験、強み
【想い】
講師の伝えい想い、情熱、世界観
この3つが重なる部分が大きくなるほど、人気講座になります。
「全国にファンができる! オンライン講座のつくりかた」より一部抜粋
特に「想い」に不安があると、女性講師には致命的になります。発信力にも影響します。
(それぞれの不安に関する要素は、本書に解説があります。)
オンリーワンのメニューを作るには…。
- 理想のお客さまのニーズを発掘
- 講師の得意を発掘
- 講師の想いにこだわってオンリーワンを完成させる
- ふせんワークで講座の内容をつくる
- 時間・人数・講座タイトルを決める
この5つの項目は、丁寧に本書で解説されています。
これができると、ペルソナが決まります。
意外と細かくペルソナの分析を本書でされているので、なかなか深いところまで作りこみができます。
実際にモニターを募って、生の声をヒアリングするフェーズに入り、微調整して完成させていきます。
ヒアリングの仕方も細かく解説がありますので、ヒアリングのイメージが掴めない人には教科書のような本です。
講師の得意なところは、案外自分ではわからないものです。
誰かに意見をもらうことで、気づくことが多いです。
ペルソナを作り、来てもらいたい人のイメージが具体的にして自分の世界観をしっかり表現することで、「好きな感覚がピッタリ」な人に選ばれるようになります。
実際、自分の「想い」に共感してもらえる人が集まると、嫌なお客さまというのがいないのでありがたいものです。
価格の付け方を迷う人は多いと思うのですが、「価格=あなたが価値をお約束するもの」と考えます。
自信を持ってお約束できる金額で、さらに自分がやりがいを感じられる金額です。
マンツーマンと大人数とでは価格に違いをつけるなど、それぞれの自分の中ではっきり理由が付けられる価格設定をすることが大切です。
また、講座が出来上がってから告知をするのではなく・・・。
事前に予告することで、多くの人の楽しみにしてもらえます。
告知記事の作り方も、かなり参考になると思います。
(Web制作業のプロから見ても、構成はかなりしっかりしていると思います。)
この記事の作り方をすることで、自然な集客の動線を作れると思いました。
売り込みしなくて済むのは、気持ち的にも楽になりますね。
また開催までの準備の手順、メールでお知らせする内容、入金管理に関すること、Zoomの操作に関すること。
かなり細々と詳しい解説があります。
良い講座を作るということは、参加される方々に喜んでもらえるようにたくさんの気配りと仕掛けをしていることだと、本書を読んでいて思いました。
本書でオススメのZoomの機能で紹介されていたのは・・・。
- 「スポットライトビデオ機能」・「ビデオ固定機能」
- 「画面共有機能」
- 「録画機能」
- 「ブレイクアウトルーム機能」
個人的には「ブレイクアウトルーム」は、意外と白けることがあるな・・・と参加者目線で思っているので、使う場合は注意が必要かなと思っています。
最後に参加されている人と記念撮影をする方法まで、しっかりと解説があります。
講座の終わりもきちんとカタチに残すことで、実績として、また参加してくださった方を後に繋げるためにも役立ちます。
講座の設計から、最後の締めくくりまで。
本当に丁寧でしっかりと解説をされているので、「オンライン講座」をこれから始める人にとってとても親切な本だと思いました。
本書に掲載されていた操作説明
細かな操作説明が掲載されているので、最初のうちは見ておくと便利だと思います。
以下の内容以外にも本書には解説があるので、詳しく知りたい人は本書を手にとってみてくださいね。
「スクリーンショット撮影」の方法
【Macの場合】
- Shift+Command+3キーを同時に押す(画面全体の撮影)
- Shift+Command+4キーを同時に押す(選択範囲を選んで撮影)
- Shift+Command+5キーを同時に押す(セルフタイマー+撮影範囲を選んで撮影)
【Windowsの場合】
- Windows+PrintScreenを同時に押す
- Windows+Fn+Printを同時に押す
※「Snipping tool」などのアプリを使えば、セルフタイマー撮影が可能。
ビデオなしの参加者を非表示にする方法
- ツールバー「ビデオ」の横にある上三角ボタンをタップ
- 「ビデオ設定…」をタップ
- 「ビデオなしの参加者を非表示」にチェックを入れる
- ビデオなしの参加者が非表示になったことを確認してスクリーンショット
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