安定してずっと食べていけるようになるには、「その他大勢」ではなく「レアな人」になること。
かと言って、「特殊な才能は無い」と思う方に必見の本です。
自分の中にある当たり前のことを掛け合わせて、100人に1人の人になればいいのです。
本書には、その100人に1人になる方法をわかりやすく解説しています。
この本の特徴・印象
- 【出版社】 東洋経済新報社
- 【発売日】 2013年8月30日
- 【単行本】 231ページ
- 序章 すべての人に共通する3つの条件
- 第1章 A「経済的価値×権力志向」(社長タイプ)
- 第2章 B「経済的価値×プロ志向」(自営業タイプ)
- 第3章 C「経済以外の価値×権力志向」(公務員タイプ)
- 第4章 D「経済以外の価値×プロ志向」(研究者タイプ)
特別な才能はいらず、たった7つの条件をクリアするだけ。
4つのタイプ【価値観×志向】別に、7つの条件を徹底解説!
自分のタイプを冒頭で把握し、その部分を徹底的に読み込めばOKです。
この本の感想
従来の働き方では、組織の中で「権力」を持つこと「権力(サラリーマン)志向」という人が大半でした。
しかし、どこでも通用する力を身につけ「プロ(独立)志向」の働き方の人も増えてきました。
自分の価値観と志向によって、向いている働き方に違いが出ます。
その働き方で食べていくには?を本書の中で見つけることができます。
本書に書かれている「価値観」と「志向」の組み合わせは以下の通り。
- A「経済的価値×権力志向」(社長タイプ)
- B「経済的価値×プロ志向」(自営業タイプ)
- C「経済以外の価値×権力志向」(公務員タイプ)
- D「経済以外の価値×プロ志向」(研究者タイプ)
何をもって成功と見なすか、何を幸せとするかは人それぞれ。
この4つの領域のどれかを目指して進んでいる途中で、領域を変えることもアリです。
普通の人がレアな人(1%)の人になるには、ひとつの分野で100人に1人の存在になり、それを2つ3つと異なる分野でも100人に1人になれば、掛け合わせで1万人に1人=オリンピックのメダリスト級の存在になれるそうです。
1つの分野で100人に1人の存在になるには、その分野に1万時間ずつ、時間と労力をかけさえすればいいのです。
その前に3条件をクリアして、まずは「8分の1」の人になること。
本書に書かれている3条件は、基本「時間のマネジメント」をするという発想があるかどうか・・・。
どの人にも平等にある「時間」をどれだけ有効に使うことができるか。
有限な資源である「時間」を、誰かが提供しているゲームをしたりパチンコをしたりで潰してしまうのではなく、「読書」をすること。
「時間」を有効に使い、自分を磨き投資することで、自分に「価値」が付加されます。
「読書」は、安価で濃い情報が濃縮された状態で吸収できるので、とても効率の良い自己投資だと思います。
また、「情報」と「情報」をつなげる「情報編集力」で、豊かな教養を身につけることができます。
情報を蓄積し、オリジナルな考えや価値観を外に発信する「情報編集力」があることで、AIに負けない生き抜く力を得ることができます。
この本を読んでいて思うのは、これから生き抜くためには、能動的に生きることが大事だということです。
誰かに決められてその通りに働く「作業」をする人ではなく、自分から考えて「仕事」をすることで、より質の高い仕事ができるようになります。
「あなたじゃないとダメ」と言われる「レアな人」になれるかどうかは、この能動的に動き考える力があるかどうかだと思います。
そのためには、どれだけ「1万時間」を確保して自分を磨くのか・・・。
場合によっては、関わる人との付き合い方も見直さないといけません。
あとは、冒頭の4つの領域(価値観・志向)ごとに抑えるべきポイントが本書に詳しく書かれています。
自分がどの領域を目指すかで、気をつけるポイントが違います。
自分の年代によって、取り組み方も違うでしょう。
しかし、早く取り組んだ方が、
楽に早く100人に1人、1万人に1人の存在として、食べていけるようになるのは確か。
自分の能力や才能を活かして、
または人柄から選ばれて、
あなたしかいないと言われる存在になる。
コロナ以降、仕事の淘汰や変化は間違いなく起きていくと思います。
自分の大事にする価値観で、どうやって食べていくのか。
これからどうすれば良いのか。
そんな問いに答えてくれる本なのでした。
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