変化の激しい先行き不透明な時代。
これからのことを不安に思う人も多いでしょう。
今回ご紹介する本は、私が前から気になっていた「非認知能力」に関するもので、発売から5日で重版決定した書籍。
本書が解説している「7つの武器」を手に入れることで、これからの人生が大きく好転していくことでしょう。
これからの人生をより良くしていくため、成功しやすくなるためにも、オススメな1冊です。
この本の特徴・印象
- 【出版社】ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 【発売日】2023年2月17日
- 【単行本】250ページ
- 第1の武器 「自己肯定感」 ポジティブ思考を身につけ、ありのままの自分を受け入れる
- 第2の武器 「自分軸」 「他人軸の自分」から卒業して、人生の主導権を握る
- 第3の武器 「成功体質」 完璧主義と学習性無力感に別れを告げて、「できる自分」をつくる
- 第4の武器 「主体性」 「やりたい」を見つけて、好奇心を育む
- 第5の武器 「オープンマインド」 柔軟性を手に入れて、新しいやり方に目を向ける
- 第6の武器 「共感力」 巻き込む力を育み、「応援される自分」をつくる
- 第7の武器 「偶然力(プランド・ハップンスタンス)」 「何となく+短期の人生設計」で、最高に自分らしいキャリアをつくる
この本で注目したところ
著者は非認知能力育成のパイオニア。
ICF会員(国際コーチング連盟ワシントンDC支部)ライフ・コーチのボーグ重子さん。
どんなときも自分のキャリアを切り拓いている人たちの共通点を、本書の著者は7つの武器を持っているという。
それは特別な才能とか、頭の良さではなく、誰もが意識して使うことができること。
日本で広く知れ渡っているキャリア構築法とは真逆といえる方法。
これからの時代、何があるかわからないけれど、何があろうとも「道を拓いていける自分」になれる方法。
それが「非認知能力」。
目に見えない能力で、「生きる力」、「人間力」ともいえるもの。
これからの時代に自分のキャリアを生きるのに必要な武器は・・・
ネガティブな要因があったとしても、本書の通りに「リフレーミング(視点を変える)」をするとこれまで見えてこなかった人生の可能性や選択肢が見えてきます。
視点を変える、視点を増やすということは、発想の転換ができるので心が軽くなります。
以下は本書に細かく解説され、それぞれワークもあるので苦手だと感じる部分などありましたら、本書をぜひ手に取ってみてください。
自己肯定感
どんなときも道を切り拓く自分になってキャリアを築いていくには、自分を肯定することが必須。
これは「非認知能力」の要となるもの。
比較は人の常。だったらコントロールすればいい。
この比較をうまく自分の成長に持っていける考え方も本書にあります。
本書には「ポジティブな財産」を探すワークがありますので、「自己肯定感」が低めの方はここでポジティブなものを可視化することをここでオススメいたします。
自分軸
「自分軸」って、ちょっと悪いような言葉に見えたりするのですが、ここでは大事な自分の「軸」を持つ話。
人は命令を聞くよりも、自分の意思で行動することに喜びを見出します。
他人の軸で動く人生は、自分の人生の主導権を手放した状態です。
日本の教育では、ここを抑えられてる気がします。
特にある程度の以上の年齢にある女性は、ジェンダーによる押さえつけもあった気がしますが、ここを乗り越える必要があります。
成功体質
「成功体質」を阻む要因として「完璧主義」というのがあります。
自分の足りないところにフォーカスして、行動できないのです。
「できない」という言い訳も、それを言った瞬間に「成功体質」から離れてしまいます。
できないのではなく、「やったことがない」「やり方を知らない」「慣れてない」のなら、そこを補えば良いだけ。誰かに教えてもらう、聞く、繰り返しやってみる・・・。
成功しやすい人はまず行動する人。
「自己効力感」を高め、行動する自分をつくることが大切。
まずはやってみること!です。
主体性
「言われたからやる」「言われたことをやる」という指示待ちではなく、「自らやりたいことをやる」という主体性を育むためのスキル。誰かの指示や命令で動くよりも、自分で考えて選んだことをする方が人生楽しめます。
自分で考えて行動するということは、その結果に責任を持つということでもあります。
「主体性」はどんなときも道を切り拓く自分をつくるために欠かせない「非認知能力」です。
それは、「主体性」がやり抜く力を支えてくれるからです。
この「主体性」の鍵を握るのが「好奇心」です。
オープンマインド
自分の中の思い込みに縛られることなく、いろんな視点から物事を見ることができる状態のこと。
「しなやかな軸」で、振り幅があるということ。
想定外のことが起こっても対応できるし、違った意見への対応もでき、新しいことにもいち早く反応できる。
思考の柔軟性に繋がります。
自分の正解にしがみつかないので、他者を否定することなく、その存在をあるがままに受け入れることができます。
多様性の時代を生きるには必要なもの。
自分にとって決して譲れないことに関して頑固なのは、ブレない自分軸にとって大切なこと。
そんなときも、「違う意見を聞く」姿勢は大事。
共感力
「利己」と「利他」の視点。
自分ひとりではなく、自分が社会の一員として役立つことを感じられる生き方。
自分を大切にして、自分の意見を持ち、自分を主張して、自分で決めて、人生の主導権を握り、自分の「やりたい」を見つけてとにかく行動して、柔軟に問題解決をやり抜くことが、みんなの問題の最適解になる。
利己を満たすだけでなく、利他をも満たすことで、一歩以上の幸せと成功を感じるキャリア構築となっていきます。
そうすることで、人があなたを応援するようになります。
応援される自分になったとき、ひとりでは思ってもみなかったようなキャリアを構築している・・・という状態に。
それには「共感力」が必要になります。
他者の立場に立って思いやる力です。
偶然力(プランド・ハップンスタンス)
ラストは「偶然力」。
鍵となるのは、自問。
ただの偶然、予期せぬ出来事。
ただ待っているのではなく、自ら積極的に行動したり、アンテナを広げて周囲の出来事に興味を持って、知識、経験、出会いを蓄積することで、起こりやすくするというもの。
予測不可能な時代だからこそ、長期計画では計画が頓挫することもあり得ます。
そのため「なんとなく+短期計画」で進めるのです。
これまでの「非認知能力」に加え、「感謝する心」も必要となります。
ここまでが、本書の中の大まかなピックアップでした。
細かな部分は、実際の本を手に取って読んでいただきたいのですが、意外とできてる!と思われる部分もあるのではないでしょうか。
この本の感想
「非認知能力」。
同じI Q、能力だったとしても、これが違うだけで成功しやすさに差が出る・・・。
子どもの教育関係に「非認知能力」関連の書籍があることを知って、大人用の本が出たらいいなと思っていたらすぐに出版されたので、とても楽しみな内容でした。
何かを成し遂げる人は、特別なものに恵まれているような気がしますが・・・。
今回の本を読んでみると、案外そういうものではないということが分かりました。
しかし、心のブロックや傷があったりして、一歩が踏み出せなかったりネガティブな考えに囚われてしまいます。
そこをどう乗り越えて行動を起こせばいいのか、また発想の転換をすることによってどう変わるのかを示してくれる1冊でした。
本書の内容を実行することで、自分の意思を持ちながら柔軟に利己+利他で物事を達成していく人が増えていくことでしょう。
本書を読んでみて、「リフレーム」という考え方は、私が「数秘術」を学ぶ中で自然に身につけていることに気付きました。
そこで、仕事的にも「こうしたら上手くいくのではないか?」とか「こういう考え方もできるな」という風に見ることもできるようになっていきました。
私の考え方を相手に受け入れてもらえるかは相手次第ですが、見え方の違いを提案をすることもできるようになりました。
他の人の意見も、「こういう考えがあるのか」と柔軟に考えられるきっかけができました。
私の中の「なんとなく」を、本書が言語化してまとめてくださっていて、具体的にされていることによって私のこれからの指針として活用することができるし、私も人を育成していく中で「非認知能力」を高める方向に導くことができると思いました。
今回の本は、ご自身がこれから自分でより良い人生を積極的に切り拓いていきたいと思われる方には、ぜひオススメしたいです。
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