人に何かを伝えるとき、何でも話せばいいという訳ではありません。
たくさんの情報を一気に伝えると、かえって分かりにくくなってしまいます。
相手にわかりやすく伝えるために、「要約力」が必要になります。
この「要約力」というスキルを手に入れると、ビジネスはもちろん、人とのコミュニケーションもとりやすくなります。
今回は、山口拓朗さんの【9割捨てて10倍伝わる「要約力」】をご紹介します。
この本の特徴・印象
本書を手に持ってパラパラと開いてみた感じは、とても軽くて手に取りやすく行間も比較的空いていて読みやすいです。
「要約」というと、一見難しいことがたくさん書かれているイメージですが、図解も入っていて割とさっと頭に入ってくるように思えました。でも、読み込んでいくと・・・深いです!
- 【出版社】日本実業出版社
- 【発売日】2020年7月16日
- 【単行本】208ページ
- 究極の要約は「死んでもこれだけは言っておく」
- ステップ① 情報収集・・・必要十分な情報を集める
- ステップ② 情報整理・・・情報をグループ分けする
- ステップ③ 情報伝達・・・相手に簡潔に伝える
この本の感想

「要約力」とは?
死んでもこれだけは言っておく!
ということ。
9割捨てて10倍伝わる「要約力」
冒頭に、「要約力」の意味を大きく書かれています。
なるほど、とも思いましたが・・・。
「死んでも」が入っている分、要約された言葉に対してグッと気合いを入れさせられます。
情報のポイントをつかみ、場面に応じて、簡潔かつ論理的にアウトプットする能力。
要約力が高い人は、人に何かを伝えるとき、「情報の9割を捨てている」。
長くたくさん話すことがイイコトではなくて、短い言葉でどれだけわかりやすく伝えるか。
そのためには・・・、要約のプロセスとして以下が必要となります。
- 情報収集(必要十分な情報を集める)
- 情報整理(情報をグループに分ける)
- 情報伝達(相手に簡潔に伝える)
本書では、その一つひとつわかりやすく解説されています。
この「情報収集」は、「非言語情報(目・表情・声・ジェスチャー)」なども含まれていて、どれだけ多くの情報をキャッチできるかの観察力も大切かを教えてくれます。
情報をグループ分けしておくことで、相手によって情報の出し分けができる。
「要約力」は、自分の中の情報のフォルダーを整理している状態なのだそうです。

私が驚いたのは、ラストでした。
.あなたは、自分が伝えようとしている内容に「愛」を感じていますか?
2.あなたは、自分が伝えようとしている相手に「愛」を持っていますか?
3.あなたは、相手にそれを伝えることに「情熱」を感じていますか?
9割捨てて10倍伝わる「要約力」
「情報収集→情報整理→情報伝達」
のプロセスを十分に踏んでいるにもかかわらず、伝わっていないとしたら…。
その原因は、あなたのエネルギーが小さいからかもしれません。
「要約力」。ラストに、まさかの「エネルギー」が来るとは?!
しかし、確かに相手に対する気持ちがあるからこそ、相手のために伝えたい情報を磨き伝えるわけで・・・。
最終的には、「愛」という大きなエネルギーが「要約力」の根本にあることが分かりました。
本書は、ここで終わりますが…。
裏メッセージが込められていました。
それは、「主体的に生きよう」です。
常に情報に向き合い要不用を見極め、誰かに踊らされることなく生きていくことです。
日々、大量の情報に触れる時代だからこそ、「要約力」は現代人に必要なスキルなのかもしれません。
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