この記事は約 4 分で読めます。
特定の人にだけ公開する場合、IDとパスワードを用意する「Basic認証」という方法でアクセス制限をするのができます。
「Basic認証」で必要な「.htaccess」「.htpasswd」の設置が、ちょっと難しかったり面倒なのが困りものだったりしますが・・・。
今回「.htaccessインストーラー」というPerlで書かれたCGIを利用したらとっても簡単だったのでメモします。
この記事の目次
- 「.htaccessインストーラー」の特徴
- 「.htaccessインストーラー」設置イメージ
- 「.htaccessインストーラー」設置方法
- 設置後に、新たにID・パスワードを追加したくなったら・・・
1.「.htaccessインストーラー」の特徴
SYNCK GRAPHICAさんのCGI「.htaccessインストーラー」を利用します。
- 「.htaccess」が使えるサーバーで設置可能
- Perlで書かれたCGI
- 「.htaccess」「.htpasswd」は自動でCGIによって作成される
- CGIは「.htaccess」「.htpasswd」の設定が終わったら自動的に消える
- 商用利用可(クレジット・コピーライト表示もなくて使える)
- 無料で使用できる
- 作者は日本人なので安心
「.htaccess」「.htpasswd」が自動で作成されることで、お客さまから作成を依頼された場合は事前に「ファイルのパス」や「ID・パスワード」を受け取ることがなくなります。
これらはサーバー設置時にCGIを実行して、サーバー管理者が設定することになるからです。
スムーズにページを制作できることによって、制作も楽になりますし、無駄なやり取りの時間が減るので納期面でも楽になります。
2.「.htaccessインストーラー」設置イメージ
特定の1つのフォルダをBasic認証設定をするとして、その中に公開制限したいhtmlや画像などを入れるようにします。
もちろん今回使用のCGIも、このフォルダの中に入れます。
3.「.htaccessインストーラー」設置方法
先に公開を制限したいファイルと、その中に入れるhtmlや画像などを用意しておきます。
SYNCK GRAPHICAさんのCGI「.htaccessインストーラー」のページより、ファイルをダウンロードします。
公開制限をしたいファイルの中にダウンロードしたCGI「install.cgi」を入れます。
※パーミッションは「755」
FTPでファイルをサーバーにアップし、ブラウザから「install.cgi」にアクセスします。
(例:http://motoshige.net/アップしたフォルダ名/install.cgiにアクセス)
すると以下の画像のような画面が出ます。ここでファイルのパスや制限するものの拡張子、ID・パスワードを設定します。
設定が終わると「install.cgi」が自動的に消えて、代わりに「.htaccess」「.htpasswd」が作成されています。
Basic認証設定はコレでオシマイ!とても簡単でしたね♪
4.設置後に、新たにID・パスワードを追加したくなったら・・・
「.htaccessインストーラー」を利用して設定が終わった後、新にID・パスワードを追加する場合は設置後の「.htpasswd」に追加すれば良いのですが、そのままでは記述はできません。
新に設定するパスワードをMD5で暗号化して記述しなくてはなりません。
私は、追加設定方法は以下のようにしてみました。
FTPで「.htpasswd」のみPCにとってきます。
すると暗号化したものが表示されるので、これをコピーします。
先ほどの「.htpasswd」ファイルをエディタソフトで開き、暗号化されたものを貼りつけます。(元々記述が入っていた行の、次の行に今回貼りつけます。)
「.htpasswd」を上書き保存してFTPでアップし直しすると、追加したID・パスワードでアクセスできるようになります。
ひとまず、Basic認証の設定関連ができました!
今回利用したツール・サービス
イチから作って設定していたらかなり大変&面倒なところを、こうしてサクっと短時間に作業することができます。
便利なプログラムやツールを無料で公開されているので、簡単に設定ができて本当にありがたいと思います。
SYNCK GRAPHICAさんと、lufttoolsさんに感謝です!!