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マーケティング入門書で人気が高い本だとさまざまなクチコミを見て、読んでみることにしました。
ストーリーを読み進めていくうちに人生の戦略・マーケティング戦略『BASiCS』理論をさらっと理解できるようになっていて、初心者にピッタリ!
さらっとした読後感は、マーケティングの本というイメージではなく面白かったです。
【発売日】2008年10月21日
【著者】佐藤 義典 著
【出版社】フォレスト出版
【仕様】単行本(ソフトカバー) 286ページ
【定価】1500円+税
目次
- 戦略BASiCS 序章
- プロローグ:昨日と同じ明日
- 第1章:Battlefield 失意 お前はどこで、誰と戦っているのか?
- 第2章:Asset 決意 お前は誰か?お前らしさとは何だ
- 第3章:Strength 反転 お前にしかできないことは何か?
- 第4章:Customer 仲間 お前は、誰と共にいたいのか?
- 第5章:Selling message 決戦 お前は誰だと世の中に宣言するのか?
- 第6章:戦略BASiCS 使命 お前の使命は何か?
- 理論編
- あと書き&ストーリー解説
本書を読むメリット!!
本書を読むことで以下のようなことが学べます。
・人生で勝ち抜くための方法がわかる!
・仕事で自分が持っている本当の力を発揮できる!
・仕事での企画力・発想力・マーケティング力が身に付きます
・自分が進むべき将来が明確になる!
・自分を業界1位にする方法が見つかる!
・ともに働く仲間の気持ちがわかるようになる!
・人生を戦略的に生きることができる!
・仕事・プライベートでの生活スタイルが変わる!
・モチベーションが湧いてくる!
白いネコは何をくれた?|フォレスト出版
戦略BASiCSとは
1. 戦場・競合(B:Battlefield)
顧客にとっての選択肢である戦場・競合はどこかか2. 独自資源(A:Asset)
どんな資源を持てば、競合にマネされない圧倒的な強みを築けるか3. 強み(S:Strength)
競合とどう差別化すれば儲かるか4. 顧客(C:Customer)
どんな顧客ニーズに応えれば儲かるか5. メッセージ(Sm:Selling message)
自社の強みをどんな価値(売りモノ・売り方)に変換すれば儲かるか
上記の内容を考えながら、自分(会社)の棚卸をしていきます。
強みを活かした戦い方、ポジションが見えてきます。
感想など
マーケティングなどで自社や他社の分析をするとき、「3C」や「4P」など考えるという話を他で読んだり聞いたりしたのですが、私の中でどこかぼんやりしていました。
分析をして、戦略を考え、戦術を考える・・・。
同じことだとしても、「戦略BASiCS」という本書の内容を見ていくと、どこかぼんやりしていた部分がピタリとパズルのピースがはまるような感覚でスッキリとしました。
これは会社だけでなく、個人としても「自分のセールスポイント」を考える際にも役に立ちます。
学生が就活前に自分のアピールポイントを考えるために読んでおくと良いかもしれません。
早い段階で読んでおけば、これから「強み」を活かした方向で進むための準備ができます。
マーケティング入門の本・・・と思って読み始めましたが、軽く読めるのに深い内容でした。
しかも、面白かった~!
状況が変わるごとに、「戦略BASiCS」を見直していくことになるでしょう。
・・・考えるのは結構時間かかりそうだけれど、やってみる価値はあるかと思います。
仕事としても、個人としても使えるので、一生もののスキルになるでしょう。