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こんばんは。
北九州でWeb制作・WACA上級ウェブ解析士、個人事業主のスタートアップを応援している、Resound Web Labの元重です。
あなたは、せっかくホームページを作ったのにアクセスがなかなか増えないという経験はないですか?
私も、Webサイトを制作・アクセス解析をして、なかなかアクセスが増えず、売り上げに貢献することができずに悩むことがたくさんありました。
でも、実はただサイトを作っただけ、ただページを作っただけではダメで、「検索ユーザーの悩みが一発で解決するようなコンテンツ」を意識して作ることで解決したんです。
そして、その解決のきっかけになったのが、「エモゼミ × CSS Nite in FUKUOKA, Vol.10【ワークショップで学ぶ】ユーザーと検索エンジンから評価されるためのwebライティングの極意」というセミナーでした。
このセミナーでは、今回の講師でSEOで有名な(株)ウェブライダーの松尾茂起さんから
の2つを4時間半かけて教わりました。
もしこれらを意識しなければ、ずっと悩みを抱えたまま・・・売れないホームページを作り続けていたかもしれません。
そうならないために、今回は「エモゼミ × CSS Nite in FUKUOKA, Vol.10【ワークショップで学ぶ】ユーザーと検索エンジンから評価されるためのwebライティングの極意」で学んだことを振り返りながら、個人的にメモを残したいと思います。
開催概要
開催日時:2017年1月14日(土)15:00-19:30
開催場所:福岡市中央区 クリエイティブセンター福岡
講師:(株)ウェブライダー 松尾 茂起氏
そして、課題図書は「沈黙のwebライティング」でした。
沈黙のWebライティング ―Webマーケッター ボーンの激闘―〈SEOのためのライティング教本〉 新品価格 |
【発売日】2016年11月1日
【著者】松尾 茂起 著, 上野 高史(イラスト)
【出版社】エムディエヌコーポレーション
【仕様】単行本: 632ページ(Kindle本もアリ)
【定価】2,000円+税
セミナーの内容
冒頭の文章は、このセミナーの中でやったワークショップのお題を、このブログ用にアレンジしたものです。
セミナー内容は「沈黙のwebライティング」という本の中のものになりますが、実際に同じ会場で著書の松尾 茂起氏からお話を伺うと、さらっと読み終わった本の内容が要点を掴んで、よりわかりやすい事例とともに説明してもらえました。
本ができるまでの裏話(SEOにも繋がっている、しっかりとした企画の作り方)や、Webライティングをすることがどれだけ熱量が必要なことなのかも、知ることができました。
検索意図を考えたコンテンツ制作
ここで学んだことは、コンテンツ制作をする前に「検索する人」のことを考えるということでした。
- 検索ユーザーの「悩み」が一発解決するようなコンテンツが上位表示しやすい→ユーザーの検索行動の「終点」を意識する
- 検索ユーザーの「比較行動」をラクに(利便性を良く)する→ツール(アプリのようなもの)として使えることを意識する
- 機能(情報)を詰め込みすぎると、使いにくくなる
- 情報・サービスの品質が高くないと、コンテンツだけ良くてもダメ
検索する人に評価される=Googleに評価される仕組み(Googleの理念に基づく)
・・・>Googleというサービスを気に入ってもらいずっと使ってもらうため
「Google が掲げる 10 の事実」より抜粋
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能します。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
どんなページ構成が使いやすいか
- いつ更新されたのか→情報の鮮度
- 読みやすさ(行間、強調、目次)→知りたい情報へすぐ飛べる
- 記事の最初に結論(最も見やすい、最もわかりやすい位置へ)
- 他のサイトより信頼できるコンテンツ
- 誰がそのサイトの情報を発信しているか(話者が重要)・・・>検索する人の感情を理解する
※話者が誰であるかで、そのコンテンツの信用、読んでもらえるかどうかが決まる!
コンテンツの動線
ワークとして『「ホームページ作成」で上位表示したコンテンツから自社に制作を発注してもらうためにどうすればいい?』というものをしました。
私は実際に「ホームページ作成」というキーワードで検索された方から、ご依頼を受けて仕事をしたので、かなり興味ある内容でした。
ここで学んだことは・・・「ノウハウを惜しみなく書く」ことで、見込み客を育成することができ、良いお客様になってもらえて良好な関係を築けるということでした。
他所でも「ノウハウを惜しみなくアウトプットする」ことを勧めていることがありました。
ウェブライダーの松尾さんが実際のお仕事のことで説明されているとなると、私もこれから頑張って良質なインプット→アウトプットできるようにならなくては!と思いました。
完読されるコンテンツ制作
前半の「検索意図を考えたコンテンツ制作」は、検索する人のことを考えて「利便性の高い」コンテンツになるように考えることについて学びました。
後半は、以下のような内容でした。
- 熱量が高いと読みにくくても、読んでしまう
- インプットがイマイチだと、アウトプットもイマイチになる
- 記事数はいらない。インプットに膨大な時間(お金)をかける
- 好きなものをインプットすると、質の高いインプットになりやすい
- どんな人が読んでもわかるように、フィードバックとリライトを繰り返す
- ライティングのテクニック(読み手の「動機付け」が必要)がある
- クスリと笑ってもらえる例え話を使う
このブログの冒頭も、セミナーの中で学んだテクニックを使って書いた文章でした。
セミナーに参加してみて
セミナーの中身はとっても濃かったです!!終わった後の、充実感といったら!!
実際にセミナー受講して思ったことは「ローマ(コンテンツ制作)は一日にして成らず」ということでした。
良いコンテンツはそれだけじっくり時間をかけて、しっかり考えつくされて作られているということでした。
コンテンツ制作というと、記憶に新しいDeNAが運営していた健康・美容情報サイト「WELQ」の問題を思い出します。
品質が悪く信頼性のないコンテンツが検索上位になれば、誰も幸せになれません。
頑張って作ったコンテンツが読んだ人の役に立って、さらにそれが検索上位になれば、双方がハッピーになれます。
情報を提供するということは、責任も伴ってくるかもしれません。それだけ意識して制作する必要があるものだということになります。
SEOで成功しているウェブライダーでは、制作したコンテンツを公開した後も、3カ月ごとにリストアップして状況を把握し、リライトしたりと手を加え続けているというのにも、驚きました!
何度もブラッシュアップしてさらに良いコンテンツになるように、日々努力しているからこそのSEOなのだと思いました。
セミナーは終わったけれど、本は時々読み返していこうと思います。
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こちらも・・・買わなくちゃ!(これから読む予定です)
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