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Google Analyticsで厄介な「リファラスパム」をフィルタリング設定をする方法

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最近、「forum.topic●●●.darodar.comというサイトからアクセスが増えてる!」って思ったら・・・リファラスパムでした(笑)
しかも、私が管理している全てのサイトで見ることができました(●●●の部分は、変わります)
相手にしなかったら良いのですがクリックすると大変な事態になることもあるので、さっさとGoogle Analyticsでフィルタリングしたりしてこちらからアクセスしないようにします。
今回は、「リファラスパム」対策について書いてみたいと思います。


目次

  1. 「リファラスパム」とは
  2. サイト調査をしてみる
  3. フィルタリング設定

1.「リファラスパム」とは

「リファラ」+「スパム」で、「リファラ」は自分のサイトに訪問してくれる前に訪問していたサイトで、リンクなどで自分のサイトを紹介してくれたサイトということになります。


いきなりアクセスがそこから増えたら、一体どんなサイトで、何を紹介してくれたのかが気になるところ。
Google Analytics等のアクセス解析ツールのレポート画面から見てすぐにアクセスしたくなるのを・・・狙ったのが、「リファラスパム」。


そのような「リファラスパム」の目的として考えられるのは以下の3つと思います。。。

  • アクセスを増やしたい
  • 詐欺やマルチ商法など悪質なサイトへ誘導したい
  • ウィルスを感染させる

こういう怪しげなサイトを開かないことが一番の予防です。
今回は、Google Analyticsでフィルタリングして、思わずクリックしてしまわないように設定します。

2.サイト調査をしてみる

「リファラスパム」かどうか・・・ぱっと見ただけでは分からないと思います。
いきなりリファラから参照元サイトを開くと危険な場合もあるので、その前にサイト調査をしておく習慣をつけた方が良さそうです。


Google Analyticsのレポートの画面で、「集客」→「サマリー」の画面を開くとグラフの下に以下の画像のような一覧が出てきます。
Google Analyticsの画面


その中から「Referral」をクリックすると、参照元となるサイトの一覧ページが出てきます。
Google Analyticsの画面
その一覧を見ると、自分のサイトをリンクなどで紹介してくれたサイトが分かるのですが・・・、その中に怪しげなサイトが紛れていました。。。


ここで気になったのは「forum.topic●●●.darodar.com」!!!
(その次のも、実は海外のSEO会社のボット・・・。)


サイト調査に、「aguse.jp」を利用すると良さそうです。
aguse.jp


早速、今回気になった「forum.topic●●●.darodar.com」を調べてみました。
すると・・・以下のような結果が出ました!
aguse.jpで出た結果
リファラとして表示していたURLは存在せず、いきなり海外のショッピングサイトにリダイレクトするようになっていました。
マルウェアの検出はされていませんが、やはり先に調べて正解でしたね!!

3.フィルタリング設定

上記の結果から、このドメインのサイトをGoogle Analyticsでフィルタリング設定をすることにします。


Google Analyticsの「アナリテクス設定」→一番右側にあるビューの中「フィルタ」をクリックします。
すると以下のような画面が出てくるので、「+新しいフィルタ」の赤いボタンを押します。
Google Analyticsの画面


ここで入力するのは、「フィルタ名(自分が分かる名前)」、「フィルタの種類を選択(除外を選択)、」「参照元かリンク先を選択します(ホスト名へのトラフィックを選択)」、「式を選択します(次を含む)」、「ホスト名」です。
Google Analyticsの画面
入力が終わったら、「保存」ボタンを押します。


フィルタリング設定ができました。

ついでにボットのアクセスも除外設定

Google Analyticsで、既知のボットやスパイダーからのヒットをすべて除外する設定がありました。
1クリックでできるので、こちらも設定しておきます。


Google Analyticsの「アナリテクス設定」→一番右側にあるビューの中「ビュー設定」をクリックします。
少しスクロールしたところに、「ボットのフィルタリング」という項目があります。
「既知のボットやスパイダーからのヒットをすべて除外」にチェックを入れるだけで完了です!
Google Analyticsの画面


ひとまず、一通り設定が終わりました。
これから他にも様々な「リファラスパム」が登場するでしょう。
毎回設定するのは面倒ですが、仕方ないですね。。。
.htaccessで遮断する方法もあるようですが、今回はこちらの設定で様子を見ることにします。


※ブログ独自のアクセス解析の場合は、Google Analyticsのようなフィルタ設定がない場合があります。
その場合は、サイト調査をしてみてアヤシイと思われるサイトへ訪問しないことをオススメします!


【2014.12.30追記】
どうやら、最近のこのテのリファラスパムはかなり高度で、アクセスを実際にしないで来ているようなので、上記の方法や.htaccessで防御しても、アクセスは変わらず来てしまうみたいです。。。
複数のサイトで試してみて、今のところ「リファラスパム」によるアクセス数が一時的に無くなったり減ったりはしていても、完全に防げているとは言い難い状態のようです。
やはり、2.のサイト調査をして、アヤシイと思うサイトにはアクセスをしないように気を付けるのが一番の対策のようです!

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Resound Web Lab 代表。 福岡県北九州市で、Web制作サポート・運営指導、女性の起業支援、カウンセリングをしています。 お客さま「らしさ」を引き出し、人とひと・人とモノを繋げていきます。 このサイトでは、Webの技術的な情報や、ご自身で情報発信をされる方に向けて、記事を更新しています。